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2024年06月15日

倒木・土砂の流入


こちらの画像は、管理物件(大阪府豊能郡能勢町の一戸建)の屋根に木が倒れてきた画像です。
5月の風の強い日に木が折れて屋根の上に倒れてきたとのことで緊急伐採しました。
あいにく建物に大きな被害は出なかったのが幸いでした。
この一戸建は山と隣り合わせの一戸建で今回の件で借主に詳細を伺った時に知ったのですが、
数年前には山から土砂が敷地内に流入してきてその時に画像に写っている土嚢を積んだ経緯があったことを知りました。
土砂流入を知った以上放置することもできないので周りの山地番や擁壁所有者などを調査しました。
山の所有者は個人所有で擁壁は能勢町の所有となっておりました。
私は能勢町の担当課に被害画像を携えて倒木の件と土砂流入が有った話をしに行きました。
が、能勢町側の対応は悪く山の所有者と直接話をして下さいとの返答がありました。
その後、山の所有者と会い倒木の件は伐採費用を山の所有者に出してもらうこととなりました。
過去に起きた土砂流入については所有者は認知しておりたまたま当時の消防団であった山の所有者の消防団で土嚢を積んだとのことでした。また所有者は今までに危なそうな木を発見したら個人的に伐採しているとのことでした。現場の斜面の木を見た私の感想は個人でどうにかできる量の木の数ではないなと思いました。
能勢町の対応に違和感を覚えたので能勢町に再度話をしに行き、擁壁の所有は能勢町である為、
現に能勢町の擁壁を越えて土砂の流入が起こっているので保全対策をしてほしい旨と、個人が被害を報告し保全を求めたにも拘わらず、将来において土砂流入により建物が倒壊し大きな災害や死亡事故が起こった場合にあなた達能勢町はどう責任を取るのか?とまで怒り気味で話を進めてやっと能勢町は調査しますと返答してきました。
後日、能勢町の担当部署から電話があり、隣接する住宅街の開発会社、自治会と能勢町との間で擁壁の管理について取り決め書を交わしていることが判明し、自治会と山の所有者で話合いが持たれるようになると報告がありました。
その後どうなったかはいまだ未確認ですが被害を報告したにも拘わらず能勢町は古い取り決め書を盾に動かないことが分かりました。
この地域の消防団だった方はあちこちの山すそで崖崩れや水の流入が発生していると言っており、ここ最近の異常な気候変動で集中豪雨などによる被害が増えていることから鑑みると、昔の建築基準法の基準で造られたものが許容範囲を超え対応できていない状況にあると思われるので、国を挙げて(国の予算)の更なる防水対策の構築が急務だと思っています。
自治会や個人の力でこの山からの土砂流入を防げるようには到底思えないので将来において土砂災害の事故がこの場所で起こらないことを祈るばかりです。
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